立憲主義

憲法概論
01 /19 2019
 今回は立憲主義について取り扱おうと思います。

 立憲主義といえば、よく国会討論などの場で、野党は「立憲主義は権力を縛るものだ」と語気を強め、それに対して与党は「立憲主義の意味がそれだけでないのは先生(野党議員)もご存知でしょう…」と応じるのみで、そのまま両者の主張は延々と平行線をたどり、議論が有意義にかみ合うことなく時間だけが消尽され、その時間経過の事実のみをもって議論は尽くされたとしてうやむやに数の力で意思決定がされるという、現在の日本の議会制民主主義の陳腐化と堕落の様相を主権者たる国民にお披露目して終わりというなんともやるせない論点です。

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自己紹介

ご挨拶
01 /10 2019
 憲法について、その内容の詳細を語る前に、私自身のことについて少しお話しておく必要があるように思えます。
 
 といいますのも、近時、改憲実現の可能性が向上したことに触発されて俄かに憲法議論が盛んになってきたものの、しかしその論者の大方が憲法の門外漢であるか、さらに言葉を選ばずに素朴に言えば、憲法についてほとんど知らないか、おそらくきちんと勉強したことはないであろう者が、ただなんとなく感覚で語っているというような印象を拭いきれないからです。

 むろん、言論の自由が属する精神的自由は内心にとどまる限り絶対不可侵であり、それが表出される場合でも、公共の福祉に照らして重大な違背となるような特段の事情がない限り、最大限の尊重と配慮が求められる基本的人権の中核であることは言うまでもないことですから、だれもが自由かつ平等に憲法についてその思うところを発言するのは基本的には良いことです。

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はじめに

ご挨拶
01 /10 2019
 日本国制憲後70年余り、ついに改憲が現実味を帯びてきました。

 与党は改憲に必要な議席数のほとんどを衆参の両院で既に確保し、最大野党の立憲民主党もまた、「立憲」とその名に冠しつつその内心に改憲の意思が見え隠れする現状においては、おそらくその是非とは無関係に憲法改正は実現するでしょう。なにより、現代を生きる我々は、戦後全世界的な視点で目指されてきた現代的諸価値の実現が遅々として進まない現状に疲れ果てています。

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椎央権太

日本国憲法の意味と真価を記録しておきたいと思い執筆しています。護憲的な記述が多く見えますが、不動の護憲派というわけではありません。憲法とは如何なるもので、改めるべき時宜はいつなのかということを書き残せればと思っています。