世界政府の必要性

国際法
08 /08 2019
 大量に生産し、大量に消費することが本当に幸福な状態であるといえるのか。誰もが思うままに大量消費できるようになれるとして、それで本当に「幸福な」平等が実現されたといえるのか。考える余地はまだある。持続可能な社会を実現するという概念と、資源および富の平等な再配分または再分配という概念は、地球資源の有限性を考慮に入れた途端、たちまち問題性を先鋭化させる。

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共通の敵を持つことの意味

国際法
07 /08 2019
 人類とは本当に悲しく浅薄な生き物だと思う。共通の敵があるときには、その敵に対応するために団結するが、ひとたびその敵を排除してしまうと今度は身内同士で争うことになる。平和である為になんらかの対立を内包していなければならないというのは何とも表現し難い皮肉である。9.11を期にテロとの戦いが本格化したとき、5大国の足並みは完全にではないにせよ、少なくとも表向きは対テロ、テロリズムからの国際秩序の防衛と回復で一致していたが、タリバン政権が崩壊し、テロリストとの間における緊張が緩和をみせた途端、日米、独仏、中露北は各々の結束を強め、英国は独自路線を選択し、国際社会全体としての調和の紐帯はむしろ弱体化した。本来であれば、イスラム原理主義に基づくテロリズムをほぼ一掃した今こそ、民主主義、自由主義、そして善い意味での価値相対主義によって世界がグローバリズムの完成によって世界人類としてまとまるべきはずであろうに、むしろ現在はその反対で、価値観の比較的共通するもの同士の紐帯はより強固に、異なる価値観を持つ者同士は距離を取るようになった。世界中で純化と分断が進んでいる。

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国際的な相互依存が深化する中での世界平和構想

国際法
07 /03 2019
 国際平和の実現などというといかにも気宇壮大な感があり、一般的な価値観や考え方とは別異の理論構造に依拠しなければ到底成立しえないような錯覚を覚えるが、国際社会といえども、行為主体が、人民から国家へとその規模を拡大するだけであって、結局のところ、相互に交流し、腹の探り合いをしながらお互いの利害得失を皮算用している所謂世間であり、それ程特別なものというわけではない。

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椎央権太

日本国憲法の意味と真価を記録しておきたいと思い執筆しています。護憲的な記述が多く見えますが、不動の護憲派というわけではありません。憲法とは如何なるもので、改めるべき時宜はいつなのかということを書き残せればと思っています。