犯罪と就職氷河期の相関関係について

所感雑感
08 /19 2019
 他人を巻き込んでの拡大自殺、親の子殺し、子の親殺し、近時目を覆いたくなるような凶行が後を絶たない。よくよくこれらの事件について見聞すると、ある共通点気付く。無論、いずれも非常極悪で、倫理的にも法的にも強要され得るものではないということは言うまでもないことだが、それ以外にも注目すべき共通点がある。

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自由と平等の弁証法的理解

所感雑感
08 /16 2019
 私的領域と公的領域を如何に線引きすれば自由と平等は両立するのか。自由は私的領域と親和性があり、平等は公的領域と親和性がある。蓋し、自由とは個人の選択の問題であり、平等はその選択の機会及び結果が社会において如何に顕現するかの問題である。その意味で両社は対概念、ないしは定立、反定立にあると考えることができる。そして私は、両者が止揚するとき、公正な幸福の実現が齎されると考える。

 経験は人生の特に節目において大きな影響を及ぼすが、常に人をより善い選択へと導く保障はない。人間存在は自己に属する自由を自律的に統御し、より善くあろうという意思を絶え間なく持ち続けることによってはじめて、自己の望むままに幸福を追求することができる。しかし、人間社会においては、しばしば自由は相互に対立・衝突する。そのため自由を制限して平等に享受する仕組みが要請される。

 各人が自己の能力に適応した自由を、平等に享受することではじめて個々人が生来的に備える可能性の翼を思うままに広げることができるのである。すなわち、自由をより善き方向へと引き絞る(これを私は自由率と呼ぶ)とき、幸福への道は開かれるのである。

経済力からの自由

所感雑感
08 /15 2019
 「経済力からの自由」ということはかんがえられないか?
 将来の不確実性とは、要するに生存中の生活費を必要十分に確保できるか否かが現時点で不明であるという点に集約される。従って、経済的平等が、ナショナル・ミニマムの確立やベーシック・インカムの導入など、何らかの形で実現されれば我々人間存在は経済力の軛から解放され、有限の時間のより多くの部分をを自己実現の為に割くことができるようになるであろう。

 自己実現に失敗し、自己肯定感を確立できないほど悲しい人生はない。如何なる在り方であれ、「生きていてよかった」と思える人生を送れること、そして、あらゆる恐怖と欠乏を免れることこそが幸福である。全ての人に在るのは、価値ではなく意味である。意味ある生を生きること、それが出来なければ、人間存在それ自体の否定となるであろう。

貧困と犯罪について

所感雑感
08 /15 2019
 貧困を犯罪の言い訳にしてはいけない。如何に貧しくとも、それは犯罪を正当化する理由とはならないのである。しかし、他方で貧困は必ず犯罪の温床となる。故に、犯罪を未然に抑止しようと考えるのであれば、貧困を撲滅することが肝要である。

 犯罪行為それ自体や犯罪者を糾弾するのは容易い。だが、社会が為すべきことは、なぜその者が犯罪へと誘われたのか、犯罪という選択をせずにはおれなかったのか、その理由はその犯罪者個人の問題のみに帰せられるのか、加えて同様の犯罪の再発を防ぐために社会全体として何ができるのか、それを考えなければ犯罪をなくすることは決してできない。

 貧困が犯罪を生むという事を決して忘れてはならない。それは社会的病理であると把捉すべきである。

実質的平等実現の要請

所感雑感
08 /14 2019
 経験を経て学習し、より善くあろうとする意思を磨く、その反復によって人はより善く仕上げられていく。人間存在には自己実現の段階と自己破滅の段階の両面があり、自己破滅の段階が深まる程、他者への同情心、協調性を失い、終には自己の存在意義をも全く失うことになる。

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椎央権太

日本国憲法の意味と真価を記録しておきたいと思い執筆しています。護憲的な記述が多く見えますが、不動の護憲派というわけではありません。憲法とは如何なるもので、改めるべき時宜はいつなのかということを書き残せればと思っています。