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今の日本の生き難さの正体

 他殺、自殺、拡大自殺、危険行為、詐欺、自発的失業(ひきこもり)、不登校、不適切な情報発信等々、現在の日本には対応すべき課題が山積しており、しかもこれらの諸問題は日々その件数を増し、深刻さの度合いを色濃くしているように思えてならない。第3位に転落したとはいえ、個人のGDPでいえば未だに世界第2位を堅持し、長く続いたデフレスパイラルとそれによる不況からも脱却しつつあると報じられるここ最近でさえ、我々日本人を取り巻く社会環境には改善の兆しが見えるどころか、悪化の一途を辿っているいることを示すような事件が日々生じている。一体全体、こうした好ましからざる社会現象の要因や理由は何なのであろうか?

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競争とその必要性

 人間は本質的に今日的な存在である。そもそも生物学的に勝利した遺伝子のみが生き残り新たな生命を紡ぐのであるから、競争それ自体は悪ではないというより外ない。むしろ競争によってより善く人格が仕上げられ、自己実現を目指して前進することができるのである。よって、競争は人間にとっては不可欠の要素であるとさえいうことができよう。しかし、競争には必ず「勝敗」の概念が付きまとうこともまた事実である。

 勝利は確かに喜ばしいことではある。しかし、勝者が常により善く優れ、敗者は常に悪しく劣ると観念する必然性はない。むしろ圧倒的多数の敗者が存在して初めて勝者は勝者たり得るのであり、「敗者なき勝利」などあり得ない。従って、敗北は競争という事柄を構成する不可欠の要素と言いうべきである。しかし、もしそうであるならば、勝者のみが大きな富に与り、敗者は貧困を甘受するより外ないという発想は必ずしも正しい考え方ではないと解すべきである。

 こうして考えてみると、富の分配については競争の結果、即ち勝敗の事実によってではなく、競争に参加したという過程を考慮してなされるべきといえなくはないだろうか?

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自由とは何か?

 「自由とは何か?」と問われたならば、それはおそらく、「無限の可能性の中から自在に決定をなし得ることである」と定義してよかろう。そこには当然、他人を殺し、欺罔し、奪うことも含まれる。「主は与え、主は取り去り給う。主の御名は誉むべきかな」という聖書の有名な一節を引くまでもなく、神の領域に於いては生殺与奪についても全き自由が存在する。では、神とは異なる我ら人間存在の享受する自由とは果たしていかなるものなのであろうか?

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生物界における人間の特殊性について

 生物一般にとっての至上命題は、個体の生存の維持及び当該種の保存である。しかし、この至上命題は、人間存在にも例外なく必然的に当て嵌まるのであろうか?いわんや、人間は、美・徳・正義といった、他の生物が感受しないと考えられる価値を知覚・認識し、時にその価値を自己の個体的生命に優先させ、「自殺」という行為に至ることすらある。果たして、我々人間存在にとっての至上命題も、他の動物と全く同様なのであろうか?

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競争と人間のあり方について

 競争はあらゆる面で進歩を促し、人間社会を前進させる原動力となることは否定できない。競争という要素がなければ、我々が現在のような繁栄を享受することはおそらくなかったであろう。そのことは、「競争それ自体は悪ではない」という著名な格言が如実にそれを物語っている。また、出生においても、その過程が競争的であるからこそ環境により善く適用したより優れた個体が生を得られるのであり、結果、自己保存と種の保存を図ることができるのである。

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プロフィール

椎央権太:C・O Gonta

Author:椎央権太:C・O Gonta
日本国憲法の意味と真価を記録しておきたいと思い執筆しています。護憲的な記述が多く見えますが、不動の護憲派というわけではありません。憲法とは如何なるもので、改めるべき時宜はいつなのかということを書き残せればと思っています。

illustrated by ととせんせい*

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